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「口コミで高評価ならワクチン接種を割引」都内の医療法人にステマ規制で初の措置命令-テレ朝報道

更新日:7月18日




ワクチンの接種費用を割り引く代わりに高評価の口コミをネット上で投稿させたのは、景品表示法のステルスマーケティング規制に違反するとして、初めての措置命令が医療法人に出されました。


消費者庁によりますと、医療法人社団祐真会が運営するクリニックではインフルエンザワクチンの接種に訪れた人に対し、グーグルマップの口コミ欄に星4つ以上の高い評価を投稿することで割り引きをすると伝えていました。


消費者庁は500件余りの投稿のうち45件を不当表示とし、広告であることを隠して商品などを宣伝する、いわゆる「ステマ」にあたるとして、投稿の削除や再発防止などを命じました。


「ステマ」は去年10月に景品表示法の不当表示の対象になっていて、措置命令が出されるのは初めてです。


消費者庁によりますと、祐真会は消費者庁に対し「あずけるコメントはない」としているということです。



 

絶対NG 患者さんへの直接的な取引誘引行為


このブログをご覧いただいた先生は(おそらく知り合いの先生はどなたもされていないと思いますが)下記行為は絶対にやらないでください。


患者さんに対して、医療サービスまたは個別条件(値引き)を提供する対価として見返り(口コミなどの入力)を直接求める行為。


上記を広く周知させるような行為はもってのほかです。


現在は飲食店でも、「口コミ入力、インスタ投稿でビールお値引き」というサービスもNGとなっています。


私も医療機器業界に長くいますので、かつて医療機器公正取引協議会での講習を受け、公取インストラクターの資格を取得しておりました。そこで学びましたが、取引誘引に関する行為は医療業界では厳しく取り締まられている認識があります。


業者と医療機関の取引誘引に関する内容は手洗い、無償立ち会い、無償長期貸し出しなどが挙げられます。


逆にいうとこういうことを打診する業者は業界団体としてのマナーを心得ていない、何でもありの業者さんであると推察することもできます。


厳しく自分達にもルールを課して襟を正す会社、数字が上がれば手段を選ばない会社、しっかりと見極めていただけることを願います。


 

他にも気をつけてほしいNG行為


業者さんから、無償で長期間機材を貸し出しするのでうちの商品を使ってくださいというオファーを受けたり、交渉したご経験ありませんか?


じつはこのパターンもアウトです。


購入前に使用感を確認したいということでの試用貸し出し、また故障時の代替機の貸し出しなどは全く問題ありません。


どのメーカーにどの機械の貸し出しを依頼しても、みんな同じような書式にサインやハンコを求めてくるなと感じたことありませんか?


これは先に述べた業界団体である「医療機器公正取引協議会」にてその書式や貸し出しの基準が定められていて、すべての医療機器の貸し出しは同じ用紙を用いるようにルールがあります。


よって、このルールに逸脱した場合、医療機器公正取引協議会が調査し、関係省庁へ報告、行政指導対象となります。


医療機器公正取引協議会は東大心臓ペースメーカー事件などに代表される医療分野における不正行為が横行しないようにするために、医療業界団体が自浄作用のために立ち上げた団体で業界内における一定のパワーをもっていることは確かです。


本来ディーラーもメーカーも知っていて当然のことですが、まだ若手だったり、会社のリテラシーが低かったり、不勉強な営業マンはこうした業界の違反行為を知らない場合もあります。(小規模のディーラーさんだと知らない場合も多いです)


他にも外資系メーカーだとこうした取り組みにまったく参加していなかったり、知っていても遵守していないなど、さまざまな可能性があるので、甘い条件提示には安易に首を縦に振らないよう注意が必要です。


 

口コミ対策は自衛の手段でもある


昨今口コミ関係のマーケティングに関わることをNGとしているWEB系業者が増加しています。


弊社でもWEB系広告運用を受けておりますのが、口コミ関係のサービスは関わってきておりません。


つい先日(2024年3-4月頃)、開業医による、GOOGLEマップクチコミ被害訴訟がニュースで取り上げられたことは多くの先生がご覧になったと思います。


このニュースの直後に、今回のステマ騒動が発生し、景品表示法や医療広告規制をめぐる広告界隈がざわざわしつづけているため、どんどんと口コミ関係サービスを提供する企業が減ってきているという背景です。


ただし、口コミで困っている先生たちの中には、本当に事実無根の誹謗中傷が含まれていたり、Googleマップの登録や管理に臨床時間を搾取されるなど、実害を被っていると言わざるを得ない状況は軽視できない状況です。


こうした業界の状況を鑑みて、弊社でも口コミにお困りの先生およびビジネスオーナーを何とかお助けするべくサポートさせていただく方針を固めました。


本当にお困りの先生またはビジネスオーナーの皆様にはお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。

※お困りごともなくただ★5の口コミをただ増やしてほしいというご依頼はお受けできません。


ご相談はこちらのLINEよりお願いいたします。





 

まとめ


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